北広島かおり幼稚園

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卒園のお茶会

2021-03-05

 日本の伝統的な文化を伝えるため、月に一度年長組さんが茶のお点前に取り組んでいます。今日は、最後のお茶の日。子どもたちが保護者の方にお茶を点ててお出しします。袱紗をさばくのは、折り紙のように絨毯の上で三角に折りながら棗を清める形までおり進めていきます。そして、茶杓を清め、棗からお茶をすくい、お茶碗へ。茶筅で点てて、古帛紗にのせてお出しします。お菓子をいただいた後のお茶は本当においしく、おかわりもしたくなります。
 今年はコロナ禍にあってどこまでできるか心配しながら、お茶の先生とも毎回相談をして、茶碗は一人一碗ずつ、お菓子もつまようじにさして触らないで食べる。準備する私たちもゴム手、手消毒を常に行い、細部にわたって感染防止に気を使ったお茶でしたが、子どもたちはよくついてきてくれました。できない、不可能と思われることも、あきらめずに工夫をしながら、視点を変えたところから考え直せば見えてくるものがあると、教えられました。コロナはマイナスのイメージばかりが強くありますが、その中から、私たちが気づかされたことや、新しく発見したこと等、逆転できるものもあるのではないかと思います。2021年度もまだマスクや制限のある生活は続くと思いますが、今年度を踏まえれば、まだまだできることがあると希望をもっています。

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