北広島かおり幼稚園

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パラリンピック

2021-09-07

 今回、改めてパラリンピックを観て様々なことを感じ教えられました。障がいと一言で言っても様々なものがあり、種目によってはその方、それぞれの障がいに合わせ、多くの区分があることにまず、驚きました。そしてその障がいを負ったのも生まれつきの方や事故や病などで負われた方など、それも様々でした。アーチェリーの方はあの福知山線脱線事故によって下半身の自由を失い、それからパラリンピックの場に立つまで、アスリートとしての筋力づくりやトレーニングに加え、精神的な面においても想像することができないほどの過程を通ってきているのだと思うとそれだけで、胸を打つものがありました。
 障がいの区分の多種多様を考えるとき、幼い子たちを見ながら、この子たちはこれから、学校教育の狭い考え方の中で評価されていくのだなと、残念な思いがよぎりました。幼児期にはこんなに個性豊かに表現が認められ、存在を喜ばれているのに。学校教育の中の一定の価値判断の中でしか自分を認めてもらえない場。
 今まで隠せれば隠しておきたい障がいが今ではそれを土台にしながら、十分にその人生充実させている方々。もしかすると普通学級に通い健常児?と言われている子たちの方が不自由で、本来の自分を表現しにくい、尊重されない社会に生きにくさを感じているのではないかと、感じました。

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